大きな音が怖いのは性格ではありません
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あごが突き出た姿勢は、後頭骨の前方すべりをおこし、脳脊髄液の流れが低下する。
背中を丸めた姿勢が慢性的になると
あごを突き出した姿勢となり
後頭骨の前方すべりを起こします。
後頭骨が前方にすべることで脊柱管が狭くなり
頭の中にある脳脊髄液が脊髄の方への流れにくくなり
頭蓋内圧(脳圧)が上昇します。
内耳も眼と同じく脳とつながっているので
高まった脳脊髄液の水圧が
内耳へと押し寄せるのです。
脳脊髄液は耳の中も満たしている
耳の中の拡大図です。
水色の部分が脳脊髄液です。
正確には外リンパ液と言いますが、
外リンパ液を満たしている骨迷路は
頭蓋内腔とつながっており、
外リンパ液と脳脊髄液とは同じ組成です。
白い部分は膜迷路と言って薄い膜でできています。
この膜迷路には内リンパ液と言って、
脳脊髄液とは別の液体で満たされています。
この膜迷路の中に耳の神経が入っています。
骨迷路と膜迷路の関係は
「水を入れたバケツの中に牛乳を入れた水風船を入れている」
ことと似ています。
バケツに蓋をしてギューッと押し込むと
水風船の中の牛乳の水圧も高まります。
水風船の中に耳の神経があるので、
牛乳の水圧に押されて過敏に反応するようになるのです。
高い水圧はピーンと張った太鼓のように、わずかな音でも
ビンビン響くようになるのです。
これが、「ガチャン、パリーン」などの音に対して
過剰にイライラしたり、大きな音が怖いと感じる原因なのです。
大きな音が怖い症状の改善法
ゆっくり牽引していくと
脊髄が伸び始める。
大きな音が怖い状態の改善には
高まった内耳の圧を適正にしていきます。
始めに頭をゆっくり牽引しています。
これは首の骨を引っ張ることが目的ではなく、
脊髄の柔軟性をつけています。
ゆっくり牽引していくと
はじめは首の骨が伸びていくのですが、
牽引を持続していくと
脊髄がゆっくりと伸び始めていきます。
あごのゆがみは耳の不調を引き起こす
耳とあごの関節は場所も近く、
互いに影響しあっているので
あごの関節の位置も矯正していきます。
あごのゆがみが改善すると
耳の中にある小さな筋肉の緊張がほぐれ
内耳の緊張も取れていきます。
内耳の圧が大きな音が怖いと感じさせる
後頭骨の前方すべりも元の位置に戻していくと
赤の矢印で示した箇所の脊柱管が広がって
脳に溜まっていた脳脊髄液が流れ始めます。
脳脊髄液が流れ始め、脳圧が適正に戻ることによって
内耳の水圧も適正になり
耳の神経の過剰な状態が改善していきます。
興奮から解放された内耳の神経は
音に対して過剰に反応せずに済むようになり
大きな音が怖いと感じなくなります。


















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